土壌汚染対策サービス

土壌汚染調査、対策により、資産価値を下落や保有する企業のブランド力を守ります

産業活動やその他の活動に伴い、土壌中に有害物質が残留、蓄積することにより、土壌や地下水が汚染された状態のことを土壌汚染と言います。土壌汚染自体の問題は、農作物の生育や人畜の健康に悪影響を与えることですが、最近では、土地の資産価値を下落させるという点や汚染された土壌を保有する企業のブランド力下落などが大きく問題視されています。

土壌汚染調査、対策により、資産価値を下落や保有する企業のブランド力を守ります
土壌汚染調査の流れ
資料等調査→概況調査→詳細調査→土壌汚染対策

土壌汚染対策

Phase3までで得た情報を基に汚染土壌を基準値以下に措置をすること、もしくは溶出・拡散を防ぐことです。土壌汚染対策工事(土壌浄化・修復等)と言われます。 浄化・修復技術は多岐に渡っており、汚染物質、汚染具合によって、効果的な方法を取るのが望ましいとされています。現在、浄化対策として行われる最も多い対策方法は「掘削除去」です。

対策工事の概要

土壌汚染対策技術

土壌・地下水汚染を浄化・修復する対策技術は多々存在します。
汚染物質、汚染度合いに応じた適切な処理技術を導入することで、コストを抑えた確実な汚染浄化・修復対策をご提案します。

《下記技術内容について》
※企業独自の技術もあるため、対応する有害物質が全て下記の通りであるというわけではありません。
※原位置浄化とは、汚染土壌がその場所にある状態で、抽出・分解等により、特定有害物質を除去する土壌汚染対策手法です。
※オンサイト浄化とは、汚染土壌を掘削等した後、その場所(サイト)内で洗浄、分解等により特定有害物質を除去する手法です。

土壌汚染対策技術
掘削
掘削除去と組み合わせて利用する、もしくは組み合わせることが可能
原位置
工法によっては原位置対策が可能
オンサイト
工法によってはオンサイト対策が可能

掘削除去

掘削除去

汚染土壌を削り取り除去する方法で、もっともポピュラーな浄化方法として採用されています。掘削後は埋め立て処分されたり、その他処理方法(洗浄、セメント化等)にて処理されます。

対象物質 全対象物質 (掘削除去後に様々な処理方法によって対応)

バイオレメディエーション

バイオレメディエーション

微生物を用いて汚染物質を分解する方法です。第一種特定有害物質だけでなく、油類の対策としても多く利用されています。浄化期間は長期に渡りますが、多くの場合、対策コストが掘削除去等に比べ抑えることができます。

対象物質 第一種特定有害物質、油類、農薬

酸化法

酸化法

強い酸化力を持つ溶液(過酸化水素と鉄イオンなどから構成される)を汚染源へ直接注入し、酸化分解させて浄化する方法です。第一種特定有害物質に加えて油汚染対策にも適用が可能というのも特徴です。

対象物質 第一種特定有害物質、油類

鉄粉法

鉄粉法

多軸オーガーなどを利用し、鉄粉製剤を汚染源に直接添加し、浄化する方法です。汚染源に鉄粉製剤を注入することで、還元分解反応が起き浄化されます。汚染濃度も高濃度から低濃度まで幅広く適用できます。

対象物質 第一種特定有害物質

石灰を利用した工法

石灰を利用した工法

生石灰などからなる製剤を利用して浄化する工法です。製剤と水を混ぜることで熱が生まれ、その熱を利用しながら攪拌することで、VOCを空中へ飛散させ浄化します。飛散した物質は活性炭等で吸着処理されます。

対象物質 第一種特定有害物質、油類

加熱処理

加熱処理

掘削された汚染土壌を加熱することで汚染物質を分解・揮発させて浄化する工法です。揮発した物質はガス処理装置で処理されます。加熱後の土壌はセメントなど再資源化することが可能となります。

対象物質 全有害物質(物質により制限あり)

溶融

溶融

溶融炉にて高温処理して、有害物質を分解する方法です。投入された土壌は高温で溶融され、スラグとなり、資源として再利用することができます。

対象物質 全有害物質

セメント再資源化

セメント再資源化

汚染された土壌をその他材料と一緒にセメント原料として利用することで、再資源化する方法です。汚染土壌は掘削後にセメント工場へ運ばれて処理されます。
また、分別処理後に運ばれるケースもあります。

対象物質 第二種特定有害物質、油類、農薬

洗浄

洗浄

汚染土壌を掘削後、機械で洗浄する方法。土壌に付着した汚染物質を分離抽出したり、粒子ごとに分級します。分級された土壌は廃棄処分もしくはセメントとして再資源化されます。

対象物質 第二種特定有害物質、油類、農薬

不溶化

不溶化

汚染土壌に、安全で無害な薬剤を混合することにより汚染物質の性状を変え有害な物質が水に溶け出さないようにする方法です。原位置工法、埋め戻し工法などの工法があります。ただし、汚染物質は含有されます。

対象物質 第二種特定有害物質、油類、農薬

分別・分級

分別・分級

汚染土壌の異物除去の含水率調整を行う方法です。汚染土壌の積替保管も行われます。分別等処理がされた土壌の多くがセメント原料として、セント工場へ運ばれ再資源化されます。

対象物質 第二種特定有害物質

ガス吸引法

ガス吸引法

ブロワーや真空ポンプで土壌間隙中に揮散した汚染物質(ガス)を吸引し、浄化する方法です。汚染ガスは活性炭で吸着処理したり、加熱脱着、バイオによる分解処理を行うことで処理され大気へ放出されます。汚染の拡散防止対策として古くから利用されています。

対象物質 第一種特定有害物質、油類、農薬

遮水工封じ込め

遮水工封じ込め

汚染土壌を掘削し、いったん同法に基づく指定区域の近傍の土地に仮置きし、掘削した場所に遮水工を施して汚染土壌を埋め戻す措置方法です。ただし、第二溶出量基準以内である場合に限ります。また、原則として、覆土する必要があります。

対象物質 第一種特定有害物質(濃度により対応は不可)

封じ込め

封じ込め

鋼矢板等の遮水壁で汚染土壌を囲い汚染物質の外部への拡散を防ぐ方法です。不溶化と組み合わせた原位置封じ込め工法などがあります。

対象物質 第二種特定有害物質(濃度により不溶化が必要)
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